専用ページ(他の方のご購入はご遠慮下さいませ) アンティーク/コレクション

話を元に戻して、今回の出品物はかなり分厚いので楽しく読んで頂ける事と思います。昔、イギリスの古書店より購入しました。次の所有者様に大切にして頂ければ嬉しいです。新選組の「池田屋事件」の翌年です。ちなみに、所有していて怪奇現象に遭遇した事はありませんのでどうかご安心下さい(笑)。ついでに、イギリスの幽霊についてとことん知りたい！という方にはJ・A・ブルックス著「倫敦幽霊紳士録」を全力でオススメ致します。。参考データ書名：「HAUNTED LONDON」著者：WALTER THORNBURY挿絵：F.W.FAIRHOLT.F.S.A.発行所：HURST AND BLACKETT発行：1865年2月初版22.8cm×14.5cm×4.5cm535p(目次+本文+索引+正誤表)1865年2月に出版された初版です。だいぶ古い本ですが超絶マニアックでボリュームがあり、幽霊出没スポット(多すぎる)が一目瞭然の便利な地図と、何と護符までついている親切仕様。イギリスのジャーナリストおよび作家であるウォルター・ソーンベリーが、ロンドンの有名な場所や数世紀前のイギリス人達の悪趣味なエピソードについて詳細に記述しており、F.W.フェアホルトによる繊細なイラストが華を添えています。高級感漂う落ち着いた緑色の表紙に、エンボス加工された金色の文字やイラストが美しく映えています。いやー、やっぱりイギリスの奇談って面白い。文化史や都市研究の観点から見てもかなり深く研究されている興味深い書物でありながら、初版はあまり現存していません。筋金入りのアンティークコレクターなので、コロナ禍さえなければ一生手元に置いておくつもりでしたが、この度放出する事を決めました。イギリスの幽霊について語り始めたら思いきり脱線しそうなので、ここらで自粛します(笑)。時代背景で言うとこの本が出版された当時、日本は元治二年で幕末の動乱期真っ只中。触れる時は必ず白手袋を装着した上で慎重に取り扱い、普段はビニール袋や箱に入れて暗所に厳重保管しています。なお、当方は非喫煙者でペットは飼育しておりません